今回は、前回に続くお話です。
悔しい思いをしたときの想いの持ち方について、です。
前回は、悔しい思い、挫折という問題集が降りてきたとき、こんなふうに考えることがあって、どれを選ぶかで未来が変わってくる、なんてお話でした。
もったいない考え方
① やっぱりダメか、私にはどうせ無理なんだ。
② やるだけやったから、今回はもういいや…。
③ めっちゃ悔しい!私はこんなはずじゃない!チクショー!見返してやる!
④ あの人が全部悪い!
①の「どうせ私には無理」を選ぶと、あまり気持ちのいい人生ではなくなっていきます。
この「どうせ私には…」というのは、心の癖ともいえるもので、私たちの毎日でちょっとがんばりが必要なときに、いつもここを選んでしまうようになるということなのです。
そこを選ぶ癖、ネガティブ思考のひとつですけれども、“私たちの人生に(想像できないような)どんな素敵なことが待っているかもしれない”、そんな明るい未来への道を、自ら断ってしまうことになるのですねぇ。
うーん、もったいないことなんですよ、これは。
だって、人生で降りてくる大きな問題集って、私たちを大きく変化させ、成長させてくれるのですね。
でき「ない」ではなくて、でき「る」、「ある」から考えましょう、なんていつもお話をさせていただいているんですけれども、自分で見えていない良い部分、この人ならここをやると大きく飛躍できるというところが、こちら(外側)からは見えるのです。
自分のことは分からないものなんですね。
どれを選ぶかで、未来が180度変化する。
私たちの未来は私たち自身が選びとって、つくっていくものなのですけれども、降りてきた問題集は同じなのに、どの選択肢を取るかで180度違う結果になります。
そして、その結果は、私たちの脳の範囲を越えた結果であることも少なくないんです。
(こんな結果になるとは思わなかった。びっくりした!)
こんなときですね。
その結果は、良い場合も悪い場合もあるんです。
脳の範囲を越えていますので、普通、私たちにはわからないものなんです。
そのわからないことが起きてくる。
しかも、私たちの潜在意識と、生まれる前に私たち自身の魂が設定してきたテーマに合わせた何かが、絶妙なタイミングで起こるべくして起きてくる。
これを、私は《必然》と呼んでいますが、ここが宇宙さんのすごいところなんですねぇ。
そして、自分の中にパワーが残っているのに、さっきの①どうせ~や、②もういいや、を選んでいるということは、その〔自分(想像)を越えた未来〕を捨ててしまっているのと一緒なんですねぇ。
だから、もったいない、と私は思うんです。
ここをいつもセッションなどでお伝えするようにしているのですけれども、お伝えしたときに「あっ!」と気づいて想いをちょっと変えた方には、ご自身の脳の範囲を越えた良い出来事が起きてきているんです。
このようなことが起きるたびに、宇宙には驚かされます。
“脳の答え”には条件がある
挫折や悔しさを経験されたとき、もし少しパワーが残っていたり、その悔しさが半端ない状態だったりしたときには、是非、それを跳ね返してみてください。
そして、脳の範囲を越えた“奇跡”は起きるもの、と考えてみてください。
まずは、自分の心の声をしっかりと聴くことなのですね。
脳に聴くんじゃないんです。
このとき、ポイントがあります。
脳が答えを返してきたときには、大抵、その答えには《理由や条件》が付いている、ということなのです。
〇〇だから、こうしたい。
××になるから、こうしたほうがいい。
そんなふうにですね。
本来の自分が返してきたときの答えには、この〇〇や××という《理由・条件》はつきません。
なんとなくこうしたい。
なぜだかわからないけれども、これがいいと思う。
うまくいくとしか思えない。
どうしてもやりたい。
こんな経験、ありませんか?
このようなときには、前に出るときなんですね。
悔しい想いをした。
脳で考えて、できない、ダメだ、やっぱり、が出てきたら、いったんそのことを後ろに置いて、本来の自分に《やりたいか》《本当はどんな気持ちか》を聴いてみましょう。
笑顔になれる道を選んで動いてみたとき、あなたの前には、チャレンジしただけの、跳ね返しただけの、自分を大切に想っただけの未来が同時に準備されるんです。
“想いの世界”には、時間と距離の概念はありません。
だから、“今ここ”であなたがどう生きているか、何を考えているか、その瞬間に未来が準備されるのですね。
では、今、どう生きるか。
自分と、そのことに関係する誰かが、出来るだけ笑顔になる道を選ぶのです。
それだけなんです。
あなたは今より、もっと輝けます。
そして、誰かと比べる必要なんて1ミリもないのです。
心から、応援していますね。(^_^)
今日も訪れてくださり、本当にありがとうございます。
感謝です!
スピリチュアルカウンセラー・癒しびと
林 真弓子