昨日、NHKの大河ドラマ「晴天を衝(つ)け」の最終回だったのですね。
日曜日夜の放映ですので、いつも仕事が終わってから楽しみにPCで視聴しておりました。
昨日もいつものように、その時間は仕事をしておりまして、今日、仕事が終わって1人で楽しみ~♪にしておりました最終回を、おやつとコーヒー携えて、万全の体制を整えて見始めたのでございます。
毎回、主役の渋沢栄一役の吉沢亮さん他、出演者の皆さんの演技に感動していたわけなのですが、今回は、始まって早い時間からなぜか涙腺がゆるんでおりまして、話が進むにしたがってまずい状態に…。
渋沢栄一が、長雨による被害で被災者が1,000万人にもなった当時の中華民国への支援の寄付金を募るために、国民にラジオで呼びかけたシーンがあったのです。年齢と病のために外に出られない状況だった栄一のために、自宅に急遽、ラジオの機材を持ち込んでの呼びかけだったのですが、その演説が素晴らしかったのです。
命がこもった言葉だったのですねぇ。
その中の“あるセリフ”を聴いて、私の涙腺は崩壊いたしました。
(よく泣くんです。感動して。)
栄一は、
「みんなが嬉しいのが一番なんだで」
と、優しく国民に伝えたんです。
このセリフは、幼少の頃の栄一が、母から聞いた言葉だったのです。
母は幼い栄一を諭して、
「栄一、自分だけでなく、みんなが嬉しいのが一番なんだで。」
と言ったのですね。
この一言を90歳にもなる渋沢栄一さんが、全力で国民に伝えたとき、もう涙が止まらなくなりました。本当に涙腺崩壊とはこのことを言うのだろうと思うんです。
この後、すべてが感動で、終わってからも涙が止まらずに泣き続けて、その心の中ではずっと、
(なんでこんなに泣けるんだろう?どうして涙が止まらないんだろう?)
と考えておりました。
不思議だったのです。
だって、終わって何十分も涙が止まらないんですもん。ワーワー泣く、と言いますか、ビービー泣いていました。(笑)
で、PCでのアーカイブ視聴ですので、もう一度観て、また泣いて(恥ずかしい~)、確認と言いますか、確信いたしました。
(やっぱりあのセリフだ。)
「自分だけじゃない、みんなが嬉しいのが一番なんだで」
私は、今のカウンセラーの仕事を心から求めて、やりたいという想いで始めたわけではありませんでした。
(どうして私は、この仕事をしているんだろう?)
これを始めた頃、今でもそうですが普段は会社員をしておりますので、必ずしなければいけないことでもなかったですし、どうかしますと怪しく思われてしまったり、さまざまなエネルギーを扱ったり、波長の低い存在と関わって浄霊なども行うなかで、自分の心や身体に影響を与えるような仕事であったりもしますので、すすんでやろうと思うことではなかったのですね。
今はもう、そんな後ろ向きの想いではないですけれども、それでも“どうして続けているのか”という想いは心の片隅にあって、そんなことを自分に問いながら9年間続けてきました。
続けながら、人の心や人生や命ということについてたくさん触れ、経験して学ばせていただいてきました。
どうして続けているのか?
これまで、このブログやセッションやイベントで、ずっと、笑顔で、笑顔で、お相手や自分が心から笑顔になれるような想いを、言葉を、というようなことや、そうなるためにどうすればいいか、などということを自然とお伝えするようになって、それを続けてきたのですが、その答えがこのセリフにあったのです。
大げさなようですが、“みんなが嬉しくなる”ということが、私の心が求めていたことだったのです。
そしてこのドラマでは、栄一が「手を取り合いましょう。困っている人がいれば、助け合いましょう。人は、人を思いやる心を、誰かが苦しめば胸が痛み、誰かが救われればあったかくなる心を、当たり前に持っている。みんなで手を取り合いましょう。(中略)みんなが嬉しいのが、一番なんだで。」と、苦しい息を振り絞りながら、とてもとても優しく言うのです。
人は胸に、生まれる前から光(魂)を持っています。
魂の学びのために、自ら設計してきた問題集を解くなかで、さまざまな経験をして、さまざまな想いを致しますけれども、みんな漏れなく心に持っているのは光で、あったかい想いに触れたときに、本来の自分らしく幸せを感じることができるのです。
想いの力が人生を変えていく、幸せは、すべての人の想い(心)がつくっていく。
そんなあったかい想いや嬉しい想いをいっぱい感じていただきたい。
それが私の心が求めているもので、そのために、こんなに飽きっぽい私がここまで続けて来られているのだと、気づかせていただけたように思います。
良きメッセージは私たちを護るさまざまな存在から伝えられますけれども、本当に必要なことはこちらで探すまでもなく、きちんと、不思議なほど絶妙なタイミングで与えられています。
心が大きく動くとき、私たちの魂は大きく成長します。
これからの何十年かをどう生きていくか、少しだけ道が見えた気がした、なんておはなしでした。
今回のことで、さだまさしさんの歌を歌ったときよりも少し多めに(笑)泣きました。
それにしても…、水分を補給しておかないと…。
泣きすぎでですね…、またカッスカスになりかけています。(笑)
塩分も、ですね。(笑)
そして…、栄一ロスです。(笑)
今年もあと僅かになりました。
本当に寒い毎日となっておりますので、どうぞ心も身体もあったかくお過ごしくださいね。
今日も訪れてくださり、本当にありがとうございます。
今日も幸せです。
すべてに感謝します。