インターホン
この世では、不思議なこと、霊的な現象というのは結構起きているのですけれども、今回は、その中で、つい最近にもあったことを書いてみたいと思います。
霊的と言っても、執着を持った霊体さんのいたずらなどではなく、“大切な人”や“親しい人”が一生懸命に伝えようとする、そんなメッセージのことなのです。
私はこんな仕事(スピリチュアルカウンセラー)をしていますけれども、そう、気がつけば、もうずいぶん経ちます。本当に時の経つのは早いものですねぇ。
こんな仕事をしていても、私自身はとっても現実的な人間だと思っておりまして、さまざまな霊現象に関わりながら、そもそも霊体さんの存在については肉体を持つ人間と同じと考えて接してきたようなところがあります。
ですので、あまり“不思議”とは、いまだに思っていないのです。
私の家族の女性陣は(なぜか女性陣だけ(笑))、霊的には結構敏感で、これも私が気づいたのは私がスピリチュアルな仕事に関わるようになってからなのですけれども、なかなか面白い経験をしています。特に、“霊的に敏感”であるということに意識をほとんど向けていない人が多い。(笑)
結構、霊的な現象に出会っているのにも関わらず、それをさほど意識していないんですね。
さて、その中で、最近あったことを一つ書いてみますね。
先日、父方の叔父が、あちらの世界に還られた(他界した)のです。
母はもう高齢ですので、葬儀に参列できないということで、娘の私が代わりに参列することになったわけです。
コロナ禍で規模も縮小して行われましたが、とても温かく良いご葬儀でした。
その日、母はデイサービスに行っておりまして自宅にはいませんでしたので、参列された皆さんのさまざまな想いの中、温かいときを過ごした私は、母と自分用にいただいたお香典返しを持って1人、実家に帰ってきました。
(ふ~、着いたわー。)
荷物を置いてソファに座り、ふぅ~、とため息をついたときのこと。
「ピンポーン♪ピンポーン♪」
玄関のチャイムが2回鳴りました。
(宅急便かな?)
と思い、玄関まで行ってみますと、誰もいません。
庭に回ってくれたかもと思い、庭に出てみても誰も見えません。
こんな書き方をするとちょっと怖いでしょう?
大丈夫、怖くないですよ♪
実は、一か月ほど前、家のチャイムの調子が悪いということで、私が来たときに買って無線式の新しいものを取り付けていたのです。
が、その後、どうも風が吹いても鳴っちゃうほど感度が良かったようで(笑)、良いのはいいのですけれども、これではチャイムの用を足しませんので(笑)、業者さんに見てもらうつもりで外しておいたらしいのです。
だから、玄関のチャイムを見た私はびっくりしました。
チャイム、付いてないんですもん…。
押すところもなければ、本体も取り外されています。
そこで私は考えました。
(あれは、無線で鳴るもので、機器そのものは充電してあれば鳴るかもしれない。)
そうこうしているうちに、母が帰ってきましたので、このことを伝えたんです。
すると…、
母「えっ?あれは電池も全部外して、あなたの後ろの箱の中に入っているわよ?」
私「えっ?どれ?」
母「ほら、後ろの箱。」
母が指さした先にある、お菓子が入っていたような白い箱を開けてみると、新しいインターホンが確かに電池も蓋も全部外された形で入っています。
しかも、取り外してからは2週間近く経っているらしい。
充電も…、さすがに切れていますよねぇ…。
私が聞いたのは、元気な“ピンポーン♪”だったのですよねぇ…。
これは鳴らないですねぇ…。
それに、百歩譲って、これが鳴ったとしても、この箱の中で鳴った感じではなかったのですねぇ…。
母「不思議ねえ~。」
私「本当だね~。」
音で知らせる。
これにはもうひとつあるんです。
この叔父が亡くなったという連絡が、先日、奥様から入った日、電話の少し前にも鳴ったらしいのですね。
同じように“ピンポーン♪、ピンポーン♪”と元気に2回です。
このとき、母は1人でこれを聞いたのだそう。
やっぱり玄関に行ってもだれもいなかった、そんな状況だったと言います。
(変ねぇ…)
と母は思ったようですが、特に怖がらない人なのですねぇ。
そして、怖く感じるようなことではなかったのだといいます。
はじめて私もこの話を知りまして、2人で
「なんだろうね~、お父さんが何か伝えようとしたのかな~」
なんて話をしておりました。
父と母。
私の両親は重度の身障者同士の結婚だったのですが、肺に病を持っていた父は、外で活発に動くことができませんでしたので、いつもそばにいてくれて、とにかく優しくて、温かくて、冷静で、人に好かれて、穏やかで、私が尊敬する大好きな父で、光の世界に還った今も、一人で暮らす母を守ってくれています。
母も足が不自由でしたが、若い頃から個人で洋服を仕立て、必死の思いで私たちを支えてくれました。
父と母は、しっかりと自分にできることをしながら役割分担をして毎日の生活をし、私と妹を育ててくれたのです。
父が他界してから、もう30年以上経つのですけれども、この父も以前、“音”でメッセージを伝えてきたことがあったのです。
これはまた改めておはなししましょうか。^^
ということで、今回も“音”ですので、もしかしたら父のなんらかのメッセージかもね、なんて話していたんです。
霊的なメッセージの捉え方は…?
亡くなられた方のメッセージを、私もよく受け取るのですけれども、たいていは独特な波動や感覚や言葉で、または映像や文字で伝えてくることがほとんどですので、このときは霊的な現象だとは特に“考えないように”していたのです。
というのは、このようなスピリチュアルな仕事をしているからこそ、私自身、いつも“現実的に目の前の物をしっかりと見る”ということを常に頭に置いておりまして、たとえ何か感じたとしても、しっかりと検証してから霊現象として処理するようにしよう、という思いを持っているのです。それがあって、このお仕事と、この世でのバランスをとることができるようなところがあるのです。
なんでも霊現象だと思わないこと、ということですね。
もし、すぐに「何かあったら霊の仕業」と考えるようですと、かえって霊のいたずらを受けやすくなり、よくないですので、ここは大切なところです。
ということで、とりあえず“音”以外のサインが出ていない状況ですので、あとで落ち着いて霊視をするなり、状況を判断するなりするとして、まずは冷静に「不思議ね~」で済ませまして。(笑)
すると、後日、判明いたしました。
やっぱり叔父だったのです。
…というところで…、長くなりましたので、続きは次回に…。
今日も訪れてくださり、ありがとうございます。
今日も幸せです。
すべてに感謝します。