自分以外の人が何を考えているのかが気になって仕方ない、
誰かの想いや行動から目が離せない、
いつも誰かが自分を見ているような気がして怖い、
人生長い間生きていますと、ときにそんな状態になることがあります。
それは、子どもの頃からのこともあれば、普段はそうじゃないのに最近そんなふうになってきた、なんてこともあります。
そんなときは、自分には理由もわからないけれども、自分にとって越えるべき問題集が降りてきているときだったりします。
どんなときかといいますと、例えば、
誰かのことがとっても(とんでもなく、これまで経験したこともないほど)好きで、想いがコントロールできない、
もしくは、
自分を探られるのが嫌なとき、いつも自分が良くないと思われているのではないかと思っている、
または
自分に自信がないとき、何かを指摘されるのではないかという恐怖を持っている、
といったときなどですねぇ。
そのほかには、これは頻繁に起きることではないですけれども、この人生でそのお相手がとても重要な役割を担ってくれる人であるため、その人から目を離してはいけないとき。
ということもあります。
最初の“とんでもなく好き”な場合は、その重要な役割を担う人であることが多いのですが、そうですねぇ、今日は、その、“誰かのことが(とんでもなく(笑))好きなとき”
について書いてみましょうか。
これは…、愛、ですねぇ。(笑)
もともとその方とは魂の関係性が深く、その方は、その出会いによって良くも悪くも、さまざまな経験をさせてくれますので、それによって自分(魂)を成長させてくれる存在です。
これから恋をする10代、20代ではなく、これまでさまざまな経験をしてきた、えーと…、例えば40代以上で、特にご結婚されていてご家族がいらっしゃるような場合に出会った人など、そんなシチュエーションでとても強く引き付けられる方との魂のご縁は、特に深いケースが多いんです。
そんなときは、“とんでもなく”気になります。
自分の人生の主役は自分、であるにもかかわらず、その方が自分の人生の主役に成り代わってしまうほどに。
そのとき、見えない世界的にははどうなるかといいますと、お相手のエネルギーを常に探っていますので、自然とエネルギー同士が繋がってきます。
お相手が何を考えているのかがダイレクトに伝わってくることは稀ですけれども、敏感な方の場合には、そんなことが伝わってくることもあります。
そして、とんでもなく好きですので、常に想いのエネルギーを投げ続けるようになります。
これは、探り続けたり、投げ続ける、というその状態がつらかったり、お相手に迷惑をかけたりしなければいいんです。(^^)
でも、大抵はつらいものなんですねぇ。
その想いを受け取るお相手が、自分に好意を持っているときにはそのエネルギーは気分の良いものとして伝わりますけれども、そうでないときには、お相手がつらくなってしまうこともあるんですね。
つらくなる原因は、自分が放つ“念”です。
これが非常に強くなって、執着から嫉妬や疑い、お相手をコントロールしたいという想いが伴ってきますと、いわゆる“生霊”なんて形で念が飛んでいきます。
できれば飛ばす念は、そのようなマイナスの念ではなくて、憧れ、感謝、尊敬、信頼、喜び、といった光を伴う高い波動の念にしたいものです。
そして例えば、上に挙げた、「嫉妬の想い」から逃れられないようなときには、その想いが“自分の今世の経験や過去世から残された課題”として現れてきている場合があります。そのかたちはさまざまですけれども、“その方を愛する”という行為を通して、この課題をクリアして、自分がお相手をはじめ、誰かを“思いやる”ことであったり、過去に自分が経験して手放すことができないまま持ちこしてきた、淋しさ(傷)を癒すことであったりします。
誰かのことが気になったり、いつも探っていないと気が済まなかったり、よくあることでもありますけれども、ひとつひとつに学びが隠されています。
そして、その学びをきちんと光を感じながら経験していくことで、私たちの魂の光は強くなります。
とんでもなく誰かが好きなとき、探ったり、そのエネルギーの波動が強かったりしますと、とてもつらいものですね。
そして、探ることが良い結果をもたらすことはほとんどないのです。
だから、お相手のことを、気持ちを強く持っていったん横に置きます。
丹田(おへその5センチほど下)にぐっと力を入れて、まずは自分の人生に意識を戻して、鏡を見て、自分がどんな顔をしているのか見てみます。
そんなときにはあまり良い顔をしていないと思いますので、鏡に映った自分に向かって笑顔をつくってみましょうか。(^-^)
そして、「私の人生を私に返します」とアファメーションを唱えます。
好きな人を忘れるのではなく、いったん横に置いて、自分の意識を自分に戻すということがとても大事なんです。
飛ばすなら、いったん冷静になって、執着や嫉妬やお相手を探る想いではなく、感謝や、好きな気持ちや、信頼や、幸せな気持ちを飛ばしてみましょう。幸せなイメージと一緒に。お相手と、そして自分のために。
魂の出会いは自分を育ててくれます。
順調に出会ってくれたお相手の魂に感謝なんです。
今日も幸せです。
すべてに感謝します。