「コロナ離婚」なんて言葉が生まれたようですねぇ。
家にいることで、さまざまなことがストレスになって、人の良い部分が見えなくなってしまうということになっているのかもしれません。
「家にいることができる」「仕事で毎日、外に出なくていい」ことよりも、「家にいなければならない」「家にいるしかない」という”不自由さ”がどうしても心の中で先に立ってきますね。
イライラの裏にあるのは?
私たちは、どうしてイライラしてしまうのでしょうか。
人が怒るときって、何かが思うようにいかないときだったり、何かを思うようにしようとしているときだったりします。
今の状況で言いますと、「家から出られない」というようなことに端を発して、そこからどんどんマイナスの思考に取り込まれて逃れられなくなってしまっている、そんな状態です。本当は、みんないいところがいっぱいあるのです。それが分かっているのに心がコントロールできなくて、そんな自分を責めて、またストレスになっていきます。
一番リラックスできる場であるはずの”家”が、今は閉じ込められた”狭い檻”になってしまっているのですね。
外に出られない、
家族の不機嫌に耐えられない、
1人になれない、
娯楽や飲み会など、楽しいイベントができない、
経済的な不安がある、
これからどうなるのか分からず良くない想像ばかりしてしまう、
夫(妻)や子どもの良くないところばかりが見えてしまう、
なんだかイライラする。
これは今まで、私たちの生活がいかに豊かで快適だったかということの裏返しでもあります。
でも、これを悪いとは言えないですねぇ。先日も書きましたけれど、無理もないんです。
私たちは、ここでひとつ試されているのかもしれません。
つまらないとき、つらいときにどう考えるか、なんてことをですね。
不自由だけれど、1人じゃない、雨風をしのぐ家がある、水が出る、お湯が出る、食べられる、そして、普段、仕事が出来ることのありがたさを感じることも、そんなさまざまなことに感謝できますか、そして、みんなで助け合えますか、と神さまに尋ねられているようです。
いつも忙しくてできないことがあった。
それをする”時間”ができた。
普段、家事や仕事をしていると、忙しい、時間がない、と口癖のように出てきます。
今、テレワークをしているにしても、少なくとも出勤の時間分の”時間”が与えられました。
家事も何時までに間に合わせなきゃって思わなくていいですし、一人で抱え込まなくてもいいんですねぇ。
人間って、どんなときでもボヤきたくなるものみたいなんです。
なんと、良いことが起きたときも、ひとしきり喜んだ後で、「こんなに良いことばかり起きていいのかな、この後、良くないことが起こるんじゃないかな、もう少し普通がいいかも。」
こう思うのもありですけれども、私はせっかくですので、良いことが起きたとき、良いことが続いたときには、思いっきり喜んでみるほうをおすすめしています。(笑)
イライラしたときすることは…。
イライラするとき、この状況を変えるために大切なのは、《まず自分が変わってみる》こと。
ただし、一方的に攻撃されるときはこの限りではありません。
なんだかイライラする。家族に当たってしまいそうになる。
冷たい言霊(ことだま)を放ってしまう。
そんなときには、まず“自分を癒すこと”が必要なんですねぇ。
誰かに求めるのではなく、自分を見るんです。
(どうして私はイライラしているんだろう。何を求めているんだろう。)
1人になりたい?
家事に協力してほしい?
優しくしてほしい?
大変だってわかってほしい?
すごく不安で、怖い…
そんな気持ちはあっていいんです。ですから、まずは認めてあげましょうか。
自分の気分が少しでもよくなるために、例えば、人のいる場所ではなくて、一歩家の外に出てみる、空を見上げてみる、花を見てみる、空気を感じてみる、身体を動かしてみる、大きく深呼吸をしてみる。
自分の気持ちがちょっと解放されたら、
(みんながおんなじ気持ちなのかもしれない)
とつぶやいてみましょうか。
そうして、もしできたらお家の人たちに、笑顔を向けてみる。
笑顔が難しかったら、“自分”を両手で抱きしめてみましょう。
こんなことを書いたら笑われてしまいますけれども、私はたまにやるんです。
子どもの頃にしてもらったみたいに、その手で背中や肩をトントンしたり、なんてことをですね。
やらないでしょう?(笑)
特に手を交差して背中に回すと、自分の手のように感じないんです。
不思議なんですが、誰かがトントンしてくれているみたいです。(自分で書いていて、恥ずかしい~!)
誰かがトントンは、もちろん錯覚なんですけれども、手と胸からは愛情パワーがいっぱい出ていますので、結構効果があるんですよ♪
さて、そうして自分に穏やかさが少し戻ってきたら今度は…、
周りにこうしてほしい、こうあってほしい、ではなくて、
(わたしが求めていることに、お相手が協力したくなるにはどうしたらいいだろう?)
と、いったん考えてみましょうか。(^^)
つまり、《お相手の気持ちになってみる》なんてことをしてみます。
これは、《おもいやり》とも言いますね。
そして《おもいやり》は、《無償の愛のタネ》なんです。
これがまた、私たちの魂をピカピカに磨きます。
私たちは、一人ひとり想いの波動を放射しています。そのエネルギーが尖っていれば、それがそのままお相手に伝わります。
鏡を見てみましょうか。
イライラしているとき、きっと口はへの字になっています。
だから、まず口をUの字にして、目を優しくしてみましょう。
そして言霊です。
「わたし、かわいいじゃない♡」
そこから、波動が上がっていきますよ。

波動が上がると、良いことが起きるようになります。
夫(妻)や子どものいいところを思い出すことができるようになります。
自分が変わってみること。
無理をしないんですよ。
肩の力を抜いて、私たちが、こんなに恵まれていることに感謝して。
こんなことから、今までの景色が違うように見えてきます。
もう少しです。
私たちのポジティブな想いが、良き未来につながります。
みなさまが少しでも気持ちの良い日々を過ごせますように。
今日も最後までお読み下さり、ありがとうございます。
わたしもがんばります。
すべてに感謝します。